デスノート

DEATH NOTE・6話。飛んで火にいるナオミさんであり、自ずから敵の顎に入り込んでしまうのである。かくて「何か一つの綻び」はキラがこれを繕うこととなる。ああ(死神以外の)神の賽の目よ。


後半、キラとナオミの非対称的な会話シーンはなかなかの緊張感。キラの悪辣顔がよろしい。またこのナオミさんがほぼモノクロなので、街中のモノトーンと併せて冷たい硬質さを持った画面作りが生きている。あの顔色設定はギリギリですなあ。


あ、前半のLがらみの話も面白かったですよ。テーブルに直接図を書いちゃう等の奇矯なキャラ付けのツカミ。その上で整然とした推理を披露し、視聴者も夜神パパと同じく「こいつァ本物だ」と思わされる。ソツが無いですな。あと、まったくハイライトが無くて瞳孔の散大したあの目で妙に人間的なことを言う、てなギャップも良。