ラグーン/パンプキン/すもも

ブラック・ラグーン、2話じゃなくて14話扱いなのね。てことで続き。ガキ二人はチャイルドスナッフビデオによって創造された怪物である。双子キャラの定番として、お互いの人格の境界が曖昧…なんだけど、声まで変わってなかった? そういう設定なのか?


相変わらずギリギリな話であって大丈夫かいな。こんなんよく地上波で通ったな。という道具立てもさりながら、アクション作画もレイアウトも演出も高いレヴェルでいいっすねえ。RPGで吹っ飛ぶ車相手のガントレットシーンは凄いね。これ、とても良いB級オマージュですよ。


バラライカ姐さんと、それから今回ニチョケンのダンナがかっこえかったな。ガンアクションもだけど、「同情なんてのはクソである」とのたまう密談シーンでのサングラスにこぼれる雨粒が良かった。


パンプキン・シザーズ2話。人間狩りのバカ貴族登場。すごく一面的な悪役で、ここまで判りやすいと逆に大したもんだ。こいつの卑怯さと非道さが徹底してるので、ラストのお仕置きシーンはなかなかのカタルシス。しかしアレやね、毎度こういう水戸黄門みたいな話なのかな?


伍長殿の強さの一端が語られる話。だけどこの人の強さってのがほとんど超人なんですよな。人間離れした頑丈さもさりながら、敵の弾が当たらないという運とか。一話でボトムズを引き合いに出したが、ひょっとしてこいつも天然PSで異能者なのか。チラッと原作を見たところこの人の素性は未だに謎みたいですね。アニメ化に際してどう処理するんだろ。


今回の戦車はイタリアっぽい感じの非対称車。小口径で自動装填だから人間狩りもできるワケですな。毎週出てくるいろんな戦車を楽しむシリーズ…ってワケではないよな。


●新番組・すもももももも。口だけ野郎のヘタレ主人公のもとに、ある日ロリで発情で最強な許婚がやってくるという、まあいわゆる落ちものにしてエロコメ、プラスバカ風味ですかね。OP曲の電波ポップぶりが気に入った。超兄貴みたいな男声ボイスがグゥ。


実に他愛ないアニメなんだけど、手堅く仕上がってるな。ちょっと間違うとうざったいキャラになりそうなバカヒロインを、声優の堂々とした演技でフォローしている。鹿野優以さんって方ですか。今後ともよろしく。一瞬広橋涼と間違えた。あと主役とヒロインの父親にそれぞれ玄田哲章宝亀克寿。割と嬉しいが、割と脂っこい。


作画は軽快かつ安定してて、崩し方も初回から堂に入ってる感じ。このダメ主人公が少しずつ変わっていきつつも寸止めエロを展開する、って話なんでしょうな。気楽に付き合ってみますか。