アカギ/プレイボール/カペタ

●アカギ17話。外道麻雀はいよいよ始動する。が、いつものアカギの、何というかワケのわかんなさは感じられない。手堅く地味で、面白みの無い麻雀を打つアカギ。鷲津の「クズめ」という軽蔑もむベなるかな…だが。


もともとポーカーフェイス極まりないアカギだからなあ。なんかの仕込みだろうけど判りませんねえ…と思っていると、急に危険牌を強打し始める。これは透ける牌の特性を利用した判断であると説明されるが、鷲津は「この程度か」てなもんだ。しかしこれで終わりとほくそえみ、鷲津の掛けた「リーチ」にすかさず「フ、通らず」のアカギがかっこよろし。


この作品の面白さはトリック満載の推理モノのそれに近い、と前に言ったけど、今のところは謎を仕込んでる段階ですからねえ。この先どう転がっていくのかは判んないな。最終的に「解題」されるであろう種明かしを楽しみに待ちますか。


●プレイボール5話。うはあ、2戦飛ばしていきなり4回戦だ。途中の試合は無難に勝ったということだろうが、そんなゼイタクな展開してエエんかしら。原作もそうなの?


次戦は強豪・聖陵である。見るからに百戦錬磨なチームであり、墨谷の試合を見てすぐさま弱点(シュートに弱い)に気付く。…しかし谷口は心得たもので、「彼らは僕たちの弱点を見抜いたはずです」と言う。逆にそこに突破の鍵がある、と。うーむ、試合の前から戦いは始まっているのであった。


そして試合開始、聖陵は初っ端の数人の攻撃で格の違いを見せつける。単にぽかすか打つのではなく、状況を的確に判断して対処し、その上で高い技量を持っている、と判る演出は流石。谷口は呟く。「強い!」…あろうことか敵とも揉める倉橋が、この試合のジョーカーとなるか。それともメガネ君か?


七三にイメチェンした田所(萌え)元キャプテンがやってくるが、やっぱこの人が出てくると楽しいねえ。一途でおっちょこちょいなドジっ子先輩。髪型見せびらかしに来るなんてカワイイじゃないすか。ねえ。


カペタ19話。資金稼ぎにレースに出るぜ! 賞品売っ払って大儲け! と安藤ともなみさんは考える。うーむ、そんなんでどうにかなるようなもんかなあ。そしてライバル君も見に来たよ!


今んとこ安藤の努力と焦りは空回り気味だが、まあそこが彼の魅力でもあるな。どんどこ悩んで困って進んで欲しいものだ…と思ったら、その上にレース当日風邪っぴき。よくよく試練の多い人間ではある。


このままフラフラ状態でのレースで危機一髪、というエピソードかと思ったら、…えええ! いきなりの急展開(急展開は大概いきなりだが)。カペタの父ちゃんが職場で倒れる。うわあ、誰か悪い気でも背負ってんのではなかろうか。つーか、状況を重ねるにおいては容赦無いなあ。さすが曽田。


回想シーンにてカペタと安藤の初期型、ちゃんと喋っている。声優の子達は久しぶりか。…ひょっとして、取り巻きのガキどもの声もアテてたとか?