こんにゃく主水

●少しだけどこんにゃくに目覚める。いや別に今までこんにゃくに対して寝てたワケじゃないが、結構使い出があるんだね、と思いまして。


スーパーを主婦のポーズ(カゴを腕から提げて手はホホに当て、もう片方の腕は軽く組む)にて物色。結局「こんにゃく発表」という代物を買ってきた。えーと確かむかし、サッチーという人がCMしていたこんにゃくだっけ。糸こんでも板こんでもない、第三の選択とか何とか。地球脱出ものだな。


調理するに、ふーむ。糸こんを何らかの製法でまとめ合わせてねじってあるような感じ。繊維の太いカニカマ状態ちうか。面白い食感で旨いんだけど、やっぱこれは煮物用だな。炒めの具としては糸こんの方に軍配が上がるか。味がからみやすいもんね。


炒め油にはこないだの鶏脂を使った。これは普通に良い。香ばしし。


●喰いつつその断面を眺め、どっかで見たなと思う。アレですよ、吊橋とかを支える極太ワイヤ。あの断面だ。そういや色も灰色で、工業製品に見えなくもない。あー似てるわこれ。似てる。…これからは吊橋の綱を見るたびに「…こんにゃく…」と思うのだろうか、ワタシは。


多湖輝の「頭の体操」だったか、船から海に綱を垂らす問題がありましたな。どんどん綱を垂らしてったら2000m繰り出したところで自重で切れた。では、この綱を2本より合せた綱なら何m垂らせるか…っての。


子供の頃は「答え:2000m」ってのがどうにも感覚的に腑におちなかったことだなあ。