咲-saki-・17話。何だかんだで結構エゲツない攻勢をかけてくるコロモさんである。その標的は池田ねこみみさんであり、彼女をキッチリ「0点」に叩き込むことで更なる追い討ちを目論む。…それを「悪い癖」だと言う龍門渕お嬢様の言葉、多分それは当たってる、ってワケだ。宮永さんが付けこむスキを作っちゃった、ってことでね。


てことで、とうとうコロモさんにも心理描写が出始めてきましたよ。これで力の強弱はあれ、少なくとも他者と同じ土俵に立つに至ったということですな。それまでイケイケであったコロモさんの勢いをぐっと止める宮永さん、というヒキは素直に「少年マンガやなあ」って感じでよろしかった。自分を破ったチャンカンを逆用して一矢報いる、っちう必殺技の応酬っぽいギミックもそうやね。点数的にも情緒的にも沈みっ放しの池田さんにも復活の目が来るか否か。


にしても…何だな、今までも再々言うてきたけど、ホンマ「百合に非ずんば人間関係に非ず」の世界やなあ。娘さん同士でイチャコラすることが大会参加の必須条件のようである。いや別に文句はないけど、もうちょいとバラエティのある人間関係があってもバチは当たらんな、と思ってさ。あと、宮永さんの尿意問題はエエの? それともそういう仕込みなの? 期待すべきなの? そうかよーし。