動物界における左と右

●子持ちカレイが半額だったので買ってくる。この気候なら煮物するにも苦にならんだろと思いましてな。白ネギと一緒に煮たら美味いかしら、てなもんでね。初めての食材だけど、まァ普通に魚の煮付けとして調理すりゃよかんべや。


…しかしホンマ、皮と腹が判りやすい魚ではあるよなあ。脊椎動物からこっち、あからさまに左右非対称な動物ってのは少ないってのにね。カレイヒラメ以外にあと何があるかね。シオマネキの鋏やイカの一種は左右で眼球の大きさが違うとかはあるが、ヤツらは脊椎動物じゃないしなあ。イッカクの牙は左右どっちだったかの犬歯らしいとか、フクロウは三次元的音響を得るために左右で耳の位置が違うとかにしても、外見的には非対称であるとは言いづらい。…うーん、何かないかなあ。


上で「外見的」つったのは内部になると非対称が普通でっさかいね。内臓なんかよう詰め込んであるもんだと思いますよ。ちょっと喰いすぎたら歩く時に右に曲がってしゃあない、ということもないしさあ。…あそうか、人間の男の場合、内臓のような外部のようなある個所は結構非対称気味だな。ワタシの場合は…んーと…左が下です。


●あ、カレイは上手く煮えました。薄味気味に煮たけど、子持ち部分のこと考えるともっと濃い味付けでも良かったかもしれない。