ギガンティック/コードE/銀魂

機神大戦ギガンティック・フォーミュラ14話。イタリヤさんの退場とドイツさんの生き残りの巻。ドイツ側はまた、精神不安定な人造天才とパリ砲ロボ、てなお国柄イメージそのままであって判りやすい。こうなるとアメリカならマスクヒーローくらいにして欲しいねえ。HAHAHA。


毎度ながら人間側ドラマは掘り込みが浅くて定番の域を出ない。「やってみなきゃ判んないよね!」で引き下がるスサノオイメージとか、もうちょっと状況を捻ればいいのになあ、と思わんでもない。まあ、「幼い男女同士でシャワールームお医者さんゴッコ」てな踏み込み方はこの作品らしい良さではありますな。


…それにしても、最近は覗き見するたびに何かかんかトラブル起こしてるけど、対策とかしないのかなあ。「イジェクト信号を受け付けません!」じゃなくて、そこは物理的な開閉装置を作れば良いのでは。話の都合ってのは判るけどさ。


●新番組・CODE-E。詳細は知らず、さて…と思って見てたら、若奥様結びのおっとりキャラ、という上々のメガネっ娘さんが出てきたよ。よし承認。…というバカはともかく、冒頭の「いってきます」シーンから実に地に足ついたテンポと作画で安心する。あ、これはワタシ、割と好きな方の作劇かもしれない。


ほとんど説明的な台詞も無く、転校初日の学校生活を地道に積み重ねることで描き出す物語。このメガネお嬢さんの秘密はどうやら、近づいただけで電子機器がぶっ飛ぶということらしい。所謂アレだ、「パウリ効果」ってヤツだ*1。ワシも少しそのケがあるんだよね。


独特なのはこの効果が彼女の感情とリンクしているらしい事。逡巡しては背後の電子黒板にノイズが走り、感動しては警報機ランプが神々しく光る、てな「感情の外部化」表現がなんかおかしかった。ラストの「君の体に興味があります!」で大暴走もヨシ。この辺の持ってきかたはちょいと感心してしまった。


てことで、第1話としてはかなりワタシ好みでありました。今後どうなるか知らんが、期待してみよ。あと、OPの曲が金管バリバリでかっちょいいっすねえ。


銀魂64話。桂さんに密着24時である。頭からケツまでそのパロディフォーマットから一歩も出ることなく、この作品独自のバカギャグやらちょいとした人情譚やらを詰め込んでくる技はなかなか。一年以上もやってる経験値ってことでしょうかね。とりあえずメーサー車もどきまで出してくる沖田さんはかっこいいなあ。主にメーサー車がかっこいいのだけれど。砲撃シーンの雲の散り方とか。


桂さんは色んな属性を有しているキャラだけど、今回はデッドパンのボケ倒しキャラで一話押し通したって感じですね。時間は少ないながら便利屋面子と絡んでた時は、さすがにツッコミ気味になってましたか。あと、んまい棒とかヤラセ手紙とか、そういう一過性クスグリみたいな要素をちゃんと話の展開に利用している丁寧さは面白かったな。