大江戸ロケット/グレンラガン

大江戸ロケット4話。おソラさんは天然に見える。部分的には確かに天然そのものかもしれないが、部分的にはそうではない。…忘れそうになったりするがこれ、変形ファーストコンタクトモノでもあるんだよな。清吉たちは知らぬ内に異文化の存在に触れ、お互いを知ってゆくその途上なのである。でもやっぱ、ホンマのホンマは天然のような気もします。


てことでまず第一の大江戸ロケットは四散してしまうの巻でした。単純な個体燃料一段のロケットではまず失敗した、ってことで(まあその上に神輿が乗ってたのではありますけどね)。今後どういう風に「ロケット」となっていくのかが楽しみ。…そういうとこがメインのアニメじゃない? そうか。


いっこ流れがよく判んなかったとこがあって、カプセルに乗った「白の獣」はどっか行ったんじゃなかったの? カプセルはどういうことになったの? 直後、白の獣さんが地上で銀次郎を見てるシーンがあったけど…。それとも白獣さんも二人居るのかな。


天元突破グレンラガン11話。カミナになろうとしたシモンはその目標を失っていたが、「お前を信じるお前を信じろ」てことでシモン自身になると決めたのであった。収まるべきところに収まった、ってとこですか。「穴掘りしか能のない男」というマイナスなイメージが「天にまで穴を掘れる男」にシフトする鮮やかさはなかなか見事でカタルシスがあった、かな。


シモンの復活譚として良い燃えシナリオだったけど、シメが慌しかったのがちと残念。色々と詰め込まれた回だったってことでもあるが、溜めた後の折角の解放話だし、もうちょっとだけ余韻も欲しかった気はする。


今回の担当はグアームさん。このジジイが結構な海千山千加減でして、今までこの作品に居なかったタイプのオトナキャラでとても良い。川久保潔の声のせいで実に「食えない」雰囲気が出てますな。…実は「退却!」つってあっけなく生きてたの見て、ちょっとホッとしたんじゃよね。ここで死んだら勿体ねえと思ってさ。


毎度ながら質の高い作画状況。必殺ギガドリルのバンクシーンの後、すンげえ気色良い爆発絵があってかなり幸せ。尖がった立体感があって爆端が黒い、これまた吉成曜っぽい絵だったけど…ああいう爆発は何でも吉成扱いしてんな、ワシ。