ロジカル頭脳パワー

●ワタシはリクツ言うたり聞いたりするのがかなり好きな方であるが、だからといってロジカルな脳を持っているワケではない。その証拠に思考を必要とするゲームは軒並み下手っぴいだ。それどころかむしろ、そういう論理的思考が苦手だからこそリクツを言う、という面があるのだよ。


そもそもリクツとは…とか言い出す時点でリクツっぽい野郎だわな。リクツを言う場合には二つ可能性があって、一つは他者と共通の土俵を得ようとする場合。「アレやお前、なんとのう判るやろ」では通用しない状況下においては、単純で自明なユニットから構成されるリクツを使用することは大いに頼りになる。他者への意志伝達に紛れが起こる可能性を減らす事ができますでね。


もう一つは、その人の脳内だけのキャパでは対処できない問題に出会った時。しょーがねーので問題の一部を外部化して、こうなってこうなって、とユニットを一個々々積み上げることでなんとかしようとしてるワケだ。喩えるならそうねえ、「12×2」という問題に出会った場合、暗算できねえので筆算してる時がそれに当たる。


…だから人よ、何かにつけてリクツばっか言うてる人が頭良いとは限らないのだ。よく見極めたが良いぞ。その人がホンマに論理的頭脳の持ち主で、ついついリクツがこぼれてしまってるのか。それとも、どうも頭のできが良くないのでしょうがなくリクツを言うことに頼っちゃってる人なのか。ワシのようにな! 


ま、得手でないからこそその美しさの賛美者になってる、という面はあるかもしれませんね。リクツ追っかけ。ロジック親衛隊。