武装錬金/蒼天の拳

武装錬金8話。あ、校舎屋上で大騒ぎしたことへのフォローがあった。ちょっと気になってたんで、ひとまずは良し。


さて、ブラボーさんとの大特訓。今んとこ特訓自体にさほどの意味は見出せないが、そのウラの寄宿舎襲撃事件がメインですかな。一つの事件を割とじっくり見せて下さったので、テンションも感情もエエ感じに持って行けましたですよ。パジャマひっちゃぶいてのふともも斗貴子さんも大登場しましたし。これ、マンガでは大ゴマだったのかな?


ゾンビ映画的な描写とライティングは楽しめた。また、毎度アニメ化に際してギャグの匙加減に苦労してそうな本作だけど、「普段の性格のままイっちゃった目で操られている友人」という図は、ギャグと怖さの相乗効果で秀逸なシーンでした。…結局ちょうちょ仮面に全部持ってかれた気配もありますけどね。裸になんの好きやな、キミ。


絵は今回もよく動いてたなあ。メシのシーンのブラボーvsカズキもいいが、その後のお怒り斗貴子さんも怖カワイくて良かった。ほっぺたすべすべ。


●あと、人外的な狂気を横に広がった虹彩(あるいは瞳孔)で表現する、てのは何となく富士鷹ジュビロの画風を思い出した。うしおととらとかね。何を考えているか判らない怖さを描くには横長の瞳孔が効果的だ、といってたのは寺田克也だったか。縦長目は動物的だけど、可愛くもあるもんね。ネコだし。


蒼天の拳7話。おっ、引き続いてなかなか面白い。が、ちょっと引っ張り過ぎかなあ。「ケンシロウの変装がばれそうになる」という仕掛けにほとんど意味は無く、大佐殿の登場によって偶然解決してしまった。結局何の策もなしにぶっ飛ばしちゃうんなら最初からそうしとけよ、てなもんで。


まあその、試合を引っ張ったのは作戦とかじゃなくて、単に拳さんが相手をいたぶりたかっただけ、で正解な気はしますが。こういうチンピラ属性は前作には無かった要素ですね。相手の足を捻り上げつつ「文句があるんじゃなかったのか。言え。オラ言えよ」とネチこく脅す。確かに妙なカタルシスはありますな…相手のデカブツがヤなやつであればあるほど、ね。


格闘シーンで突発的に整った絵になる瞬間が何度かあって、逆に「リソース管理に苦労してるんだなあ」と思っちゃった。エエけどね。