誤変換でゴー

●もうちょっとだけポップ描くのに気を使って欲しいなあ、と思ったお店の午後。


もみじ饅頭を売るのはいいけど、ポップの長さが足りなかったんでしょうね、途中で折り返して描いてある。でもさ、どうせなら「もみじ/まんじゅう」で切ってちょうだいよ。「もみじまん/じゅう」で切るなよ。おまけに「み」と「じ」の間が微妙に開いてるから、全体としては「もみ じまん じゅう」という風に読めてしまう。揉み自慢獣。そんないやらしい自慢をする獣を98円で売っちゃダメだ。


…という話を、以前日記で書いた「聞き間違い」ネタと絡めて話そうかと思ったが、よく考えるとちっとも「聞いて」いないことに気づいた。どっちかっつーと誤変換に近いなあ。うーん、あんまし誤変換ネタには恵まれてないんだけど、そういや「関根勤」を変換したら「赤熱トム」になったことはあった。なんかあんまし間違ってない。


●昔、辻真先さんがDr.スランプをノベライズしてましてね。タイトルが「小説!?Dr.スランプ」、続編もあったかな。ガキの頃楽しんで読んでたんだけど、今思い返してみるだにすごく実験的なギャグがてんこ盛りだった。一章まるまる宮沢賢治筒井康隆などの文体模写やったり、いきなり講談になっちゃったり、延々七五調で書きつづけたり、こんなんガキに判るのか? てなギャグのオンパレード。いや、ガキたるワシでも楽しかったんですが。


んで、その中にあったのが誤変換だけで一章書くというギャグ。そらもう徹底して誤字だらけで、文意を読み取るのにかなり苦労しつつ大笑いした覚えがある。たぶんこれが、ワタシが誤変換ネタに接した初めてのケースだろうと思うン。調べてみたら今から25年ほど前の作品。うーむ、この頃から氏はワープロを導入していたのかなあ?