Blood+

Blood+48話。「ディーヴァの歌声で翼手になろう」計画はとうとう発動してしまう。対応が後手々々の赤い盾組だが、その遅延が一体どういう結果を生むのか。そして相見える二人のお姫さま、である。


「地獄のカマの蓋が開く」という展開なんだろうけど、意図的かどうか判らんが取り返しのつかない陰惨さは抑え目で、どっちかっつーと演劇的な処理に見えた。大ホールがその舞台だしね。…このアニメ、半年前まではけっこう悪趣味な描写が散見されたんだけどな。


ちょいとイっちゃってて論旨もぐずぐずなアンシェルのリクツに対して、感情的な対応でしか反発しない(できない)サヤはある意味正しい。「知ることこそ悦楽」みたいなこと言ってるが、結局アンシェルも感情の人なのだからな。そういう意味で一番面倒な敵はどうやらネイサンである、という展開は面白い。アンシェルよりも上の存在なのではという匂わせは、このキャラならではの効果でしたね。