うる星やつら

うる星やつら・23話。友引クィーンコンテスト決着。リング登場シーン、流石5人とも「コイツはちょっと格落ちするな」ってのが無い堂々の存在感。言ってしまえばそれは、半世紀近くにわたっての作品の歴史も背負ってのことなんだろうな、という感慨もある。そしてなだれ込むような取って付けたかのようなご都合主義全開のようなオールスターカーテンコール、ラストにちょっとラムちゃんへのご褒美を示してのシメ。1期最終回として良いお祭りぶりではありましょうかね。しかしあたる役・神谷氏の流麗で型通りの司会演技がなんかすげえ流石。安定感が慮外である。

総評、つっても2期を控えてるのでまだ先があるが。ベタで懐かしいノリの、ちょっと古臭いコメディアニメなんだけど、今となってはもう珍しいジャンルに片足突っ込んでんので逆にオリジナリティが出てきてるという立ち位置。無論このジャンルの先駆者にして覇者であるテンプレであることも相俟って、なんかもう「うる星ならしょうがないよな」ってレベルになっちゃってんのは強いことだ。までも、喰い足らないとこやもっさりしたとこも無視できない程度にあるし、どうしても過剰性を求めちゃうのはしょうがないよなあ。個人的にはそこがもどかしい。

ともあれ、後半に続く。聞けばなんかティーン層にそこそこ人気があるようで、それはちょっといいなと思いました。楽しんで見てるヤツらが居ればそいつの勝ちだよな。うん。