アキバ冥途戦争/水星の魔女

うる星やつらはなんかサッカー番組があったので録れてなかった。番組表見ると翌週まとめてやるみたい。ではそれで

●アキバ冥途戦争・9話。明治より続くメイド喧嘩祭りという歴史。当時から萌えと暴力だったんですってさ。本編は巨大メイド像に登り切ったモン勝ちという、サスケというよりは風雲たけし城的なイベント。出来レース無視してなごみさんたちが勝ちをもぎとっちゃったおかげでアキバ冥途界に暗雲立ち込めるという流れ。まさか内山くんがここで殺されちゃうとは思わんかったよ。

メイド登り競技はしょーもない上に致死的なセッティングで、かつえらい気合の入ったアクション作画がよく映えます。あとやっぱり嵐子さんはパウンドで追撃すんのな。容赦ねえや。…初代メイドの釘宮理恵を筆頭に、ライオンメイドボスの日笠陽子や幹部連中の伊藤静斎賀みつき、祭り会場でモエモエキュン言うてるだけの水島大宙だの今回も無茶なキャスティングで感心する。そういうとこ手を抜かんなあ…。

●水星の魔女・9話。久々のメカアクション回。集団戦という盛りだくさんで派手な前提で視聴者の前にレッドヘリングを置いといて充分に楽しませ、もうダメだあと思わせたとこで本来の勝利条件で勝つ。ソツが無いねえ。御曹司らしく最後はテメエしか信じていないシャディクに、団体戦としてみんなで当たって砕けた地球寮の対比はキレイ…だけど、スレッタの言う「みんな」はちょっと意味が違うのな。やはりこのエアリアル自体に後ろ昏ァい秘密はありそうだ。今んとこだいたい想像は付くが、その辺も越えてきそうだけどね。

シャディクさんは冷徹な策謀家ではあるが、ミオリネさんへの思慕は思った以上にマジなもんだったのは意外。デキる上にゴージャスなお嬢さんたちを侍らせてるし、根っこまで計算尽くなのかと思ったよ。一方ペイル社/エランサイドはエアリアルにリソースを提供することで恩を売り、データも取れるってなことなんかな。本物エランさんは今んとこただのイヤな人だけど。あとシャディクさんのミカエリスは素直にかっちょいいな。ギャンから連綿と続くシュッとした西洋騎士風のデザインに、やたら禍々しい右手の固定武装のギャップがよろしい。