夢の話は誰も聞かない

●夢を見る。実家の縁側に居ると庭に異形のものが入ってくる。灰色でペラペラに薄く、ふわふわと歩く2mくらいのもの。家に入ってこようとするので自分は隙を見て外に逃げ出すが、空気に粘性があるみたいでとても走りにくい。しかしその異形には「視覚の原理」というルールが働いており、自分だけはそいつを確認できるが他の人間からは確認されてはいけない、ということになっている。そこで他者を探しつつ逃げるがなかなか自分以外の人に出会わない。それでも何とか崖上の道に戻り、ひとけの無い横道を警戒しつつ家に戻る。帰宅すると何やら弟と妹(自分には妹は居ないのだが夢の中ではそう認識していない)が母親に叱られている。「スマホの充電業者」と名乗る人間に声をかけられたので充電してもらっていいか、と弟たちが言ったのに対して「そんな怪しげな者に関わってはいけない」と怒っているようだ。まあそれは放っておいて、例の異形はどうやら家の辺りには居ないらしい。そういえばそいつは決まった行動範囲があるはずだ、と思い出してその行動範囲の地図を描いてみる。小さな丸が直線で結ばれたような形式の地図で、各々の丸は地域名。上から「あんこ」「グルームパイル」「バナナ」「バニラ」などと並び(枕もとのメモにはそれ以外にも書いてあったが判読できなかった)、その横の別のラインには「なんかひどいことになっちゃったな」という地名がある。最後の地名はそれにまつわるちょっとした定型句・ジョークがあるらしいがよく判らない。そこで目が覚める。

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画像は他のところで描いたのに修正を加えたもの。異形の穴ぼこはもうちょっと多かった気もするが、まあこんなもんで。