ユーレイデコ/よふかしのうた

●ユーレイデコ・10話。怪人ゼロの濡れ衣着せられて追われる御一統であり、この状況を一発逆転打破するためにゼロ本人…天国…マークトゥエインに至らねばならない。デコという偽装、カスタマーセンターの隠蔽、仲間のための嘘。様々なレイヤでの虚実をめぐる側面が積み重ねられて描かれるのは、最終的に何なんだろうね。ともあれ、仲間たち・家族というお題で今までのゲストキャラが再登場してくるというネタはベタでよろしい。その一端に両親が居るってことにベリーが気付く時は多分、人質的なイベントなんだろうかなあ。あとどうぶつはかせの人、なんで急に横溝正史悪霊島ネタを喋ったのか。その場のノリだな!

●よふかしのうた・10話。吸血鬼ミドリさん担当回、メイド喫茶にて勃発する盗撮事件のなぞ。仕掛け自体は物語の展開部時点でまあまあ明らかな程度なんだけど、ハウダニットホワイダニットそれぞれがヤモリさん(男)と女性陣側の象徴みたいな感じで描いてんのがなかなか上手いなと。そこそこ内角にえぐり込みがちなとこ狙ったうえで、みんなどっか病気なんであってそれが健全なんだよと喝破するミドリさん、流石ナンバーワンメイドであり吸血鬼であって老成している。言うたら殺されそうだけど。

セリさんとはソリが合わないナズナさんだけど、ミドリさんとは別に仲も悪くないようで面白い。キャラ似てるとこも違うとこもあんのがいいのかしらね。あと全編通してメイド喫茶描写がベッタベタに質が高くて、いや俺実際を見たことないのでとやこう言えんのではあるが、マジでヤモリさんとおんなじ「スゲエ」って感想連発でしたよ。アニメ(漫画)の描写なのにさ。スゲエ。