ユーレイデコ/異世界おじさん/よふかしのうた

●ユーレイデコ・4話。あのドタバタ事故を好機としてベリーはその死を偽装し、晴れて(?)ユーレイとなって探偵業のはしくれとして日を過ごす。彼女の当面の目的はゼロ現象を解明することで濡れ衣を晴らすこと。探偵団の目的も同一だが、それにしてはイマイチ動機づけが不透明ではある。ハックは濡れ衣とかどうでもよさそうだしね。単に自分の知らないものがあるってのが気に食わないってのはあるだろうか。死の偽装ってことで両親についてはどうなんだと思ってたら、ちゃんと後半その話を絡めてきたのでほっとする。やっぱこういう描写が無いと尻の据わりがワリイもんねえ。

異世界おじさん・4話。AパートとBパートそれぞれ、たかふみさんとおじさんのにぶちん話で対比とする。おじさんの方のすっとこどっこいぶりも大概だが、前半のたかふみさんにあってはあの状況で友情として処理しちゃう思考回路がなかなかのクソにぶちん野郎ぶりであってもはや認識阻害に近い。幼少時のフジミヤさんの印象があまりにもあまりだったせいかのかなあ。あとこの時のラッキースケベへの布石・展開・描写が結構な濃厚さで、ギャグで消費しちゃうのがもったいない…っつーかだからこそギャグが映えると言うべきか。うん。

●よふかしのうた・4話。アバン、彩度が低いがやたらと明るい昼間のシーンはエンディングの朝の色彩感との対比なのだろうな。本編は主にアキラさんの描写のフェチっぽさが重要で、あからさまにちちゆれするとこも然りながら、正座してる膝小僧とかささやく口元とか手とか髪とか靴下とか、そういう細かくも生っぽい演出に余念がない。そういう「実体性」を背骨とした上で、なんだかズレてるヤモリさんの恋愛観とかナズナちゃんのキス評価とか、うわっついた話が乗っかってくるのが面白い。キスと恋愛感情の因果をひっくり返してるヤモリさんにそれは単なる性欲だと喝破した上で「キスって友達とかでするやつだろ?」と言い放つナズナさん。性行為と恋愛(と吸血)に対する価値観がぶっ飛んでんのだな。あとPS1も恋愛ゲーも架空っぽい(だよね?)のにストゼロ3はわざわざ許可取ってまでホンマモン。そこに気合入れるの!?