異世界おじさん/惑星のさみだれ/よふかしのうた

異世界おじさん・3話。YoutubeにおけるアドアポカリプスとかVtuberの隆盛過程とか、ごく最近のことだが微妙に過去というネタを今の時点で鑑賞するというのがなんか面白い。あからさまな進撃の巨人パロディも原作時点で一番ホットな状況だったんだろうな。あとは女性声優陣だろうなあ…小松未可子、元々少年役でも鳴らした人ではあるけれど、このクソガキ野郎感覚は流石である。このキャラ込みってことでのみかこし起用だと判りましたハイ。そして子安っぽい演技を絶妙に決める戸松遥、この人も器用なことで。顔が戻っていくとこは流石に子安本人でしたけども。やっぱ人間見た目ってことだな!

●よふかしのうた・3話。アディショナルヒロイン・アキラさん登場。巨乳くせっ毛湿度が高くて幼馴染で四白眼、というこれまた何らかの嗜好性を煮詰めたようなお嬢さんで、既出二人含めてみんなどっかベタっとしたとこあるので当然ながら関係性と会話は打てば響かない。友達という関りは、ヤモリさんにとって今やよく判らないものになっているのだが、その概念を持ち出すヒロイン二人にも差異がある(ナズナさんはある程度その範囲を知悉しているようではあるけれど)。ていうかこれ、やっぱヤモリさんがちょっとヤバいのかな。人間関係から離れた時期が長いせいで、そのことに対して客観的すぎる立ち位置になってて、それを判んないことは自覚している。このままだと脱構築しちゃってさらにめんどくなりそうだけども…。

惑星のさみだれ・3話。前半は雨宮さんの過去とそれが現在に及ぼすあれこれ。今まで断片的に語られてきた彼の経験がなかなか凄まじく、その上で振り上げた拳の落としどころさえ状況的に消え去っているという。この戦いの報酬を「諸悪の根源」たる祖父の命を救うことに使うという結末まで、まがつたてつぱうだまの様に美しい。とても意地悪く上手いシチュエーションづくりであり性格悪い作者よなあ! と思いました。後半は新たな騎士・東雲半月氏登場。飄々とした古武術の達人青年という、マンガやわマンガ。マンガだけど。師匠ポジションにつくのかな。