●ハコヅメ・6話。前半は予期せぬバッティング合コン…野郎と女それぞれのペア、それにお相手たち2グループが壁一つ隔ててお互いにダメージを受けあうという、なかなか凝ったシチュエーションコメディ。ネタのソースは作者の経験からだろうけど、ギャグの構築をするのはめんどくさくも楽しかっただろうなという気がする。後半は公用車事故に至る各人の…主に源さんのアレさについて。やっぱりケンコバがむやみに上手い。演技に強いコメディアンという系譜はあるにせよ、この人はまた図抜けてるよなあ。
●平家物語・5話。重盛去りし後、清盛が少々「腑抜け」ていることを好機として後白河が権勢を求めて動き出す、それより将棋倒しのように進んでゆく小競り合いと権力争いと、…それにノされてゆく個々人の思惑。この辺のちゃんちゃんばらばら、ホンマはこの2倍3倍の尺取って大河ドラマ的に物語りたいところだろうけどなあ。俺ァ基盤の知識が無いもんで、話を見ながら「ははあ、そんな事件があったのか」「えっとその人はどんな人なのかしら」とかなんとか気になる度に検索することになる。興味深くておもろいのだが視聴が進まんことこの上ない。
物語上の役割によるレッテルもあろうけれど、重盛を継いで頭領となる宗盛さんがなかなかのボンクラで、かつ無駄に行動力はあるのでいちいち状況にひびを入れてってるのが頭の痛いことで。檜山の兄さんは熱血主人公がカンバンだけど、こういう小物演技も上手いよね。…あと今回、冒頭の日常シーンやガキ天皇の所作がなんか独特に上手くて、面白い動きしてた。スタッフ見てもよう判らんが、コンテ・演出・作監・原画やってる「モコちゃん」って誰？ あまりにも目を引きすぎるお名前なんですが。
