ルパン三世

ルパン三世・10話。押井守担当回、コンテに荒川真嗣。始祖鳥化石を盗み出してくれと依頼してくるミカエルの話。真実と虚構・天使と悪魔・本物と偽物、それらが対立するというよりは入り混じって境界からにじみ出てくるような、最終的にどこにも落ち着かない…という、これまた押井ネタ…あるいは押井の没ルパンネタの再生産みたいなお話であり、案の定「地上波の毎週アニメでやってええんかいな」ってなもんですわな。それでも割とエンタテイメントしてんのがおっさん丸くなったな、という感想…いやどうかな。とにかくどんどん深みにはまっていく過程と衒学的すぎる会話を存分に楽しめたのでまいいや、期待してたモノは見られたし俺かなり満足してます。あと上田耀司、こういう役もやるんだよなあ。ほんっと捉えどころがないな! 器用すぎる。