ルパン三世

ルパン三世・9話。海賊のお宝と日本人移民の娘。時代を超えたミステリにしてロマンスというネタであり、南米のエキゾチックさとミスマッチなコケシや一夜のカシューナッツの花、お宝のブラックダイヤの正体…とまあ、道具立てはなかなかルパンのゲスト話してんだけどどうも平板に感じる。脚本よりも演出の引っ掛かりの無さかなあ。要所々々での牽引力の希薄さというか、目先のドライブ感が足んないというか。こないだの乱歩ネタとは逆に、詰め込んだせいでダイジェストっぽくなったのか。難しいもんだね。

次回は押井再登場。鳥の剥製だらけの部屋に始祖鳥の化石に虚構と現実に、とまあゲンナリするくらいの押井っぽさを隠す気もなくて割とワクワクする。こっちも脚本受け取った現場は苦労してそうだなあ。へっへっへ。