サクガン

●新番組・サクガン。スチーム…じゃなくてガソリンパンクというかレシプロパンクというか。鉄と油の臭いのする無骨なロボットと岩盤相手の労働者、世界の果てには未だ誰も踏査せざる謎の領域…とまあ、そういう世界。こないだやってたデカダンスと似た雰囲気ではある。まああっちは疑似的父娘だったけどこっちはマジの親子みたい。途中までBGMも演出もコメディ気味だったのを最後の数分でひっくり返して真顔にさせる、あの「虚構度合いの振らせ方」は割とギリギリの匙加減だなと思った。あんまりあれやると物語の一部(今回なら怪獣からひいこら言うて逃げてるシーンとか)が空虚な印象になってしまうからなあ。

変な名前のお父ん・ガガンバーに東地宏樹のへちょたれた演技はたまに聞くけど、その昔馴染み江川央生の落ち着いた頼れるおっさんってのは少し耳新しいかなと思った。てとこで第1話はなかなかいいキャッチだったんだけど…これ、サテライトなのか。うーんちょっと個人的には合わない作品の多いとこだけど、少し継続してみようか。判らんけど。