メガロボクス/ゴジラS.P

メガロボクス2・9話。嵐の前の静けさとして嵐が来て去る話。リュウは師のユーリと同様にボクサーの道を断たれる。それでも落ち着いて前向きな彼の態度が余計に痛々しくもある。一方のマックはもう一度リングに立つ決心をするが、しかしこの試合は多分荒れることになるわなあ。何もかも無くした旅人となるのか否か。…前作通じてあまりあからさまな悪役ってのは出てこなかった(ヤクザ屋さんみたいなのは居たか)けど、脳チップを推進するサクマさんはこれ、割とど真ん中に悪役立ち位置だねえ。「人を道具みたいに」見ていることを自覚してんのがタチ悪い。ジョーとの試合を通して、彼がどういう変化を見せるかってとこでしょうけどね。ジョーは…死ぬのかなあ?

ゴジラS.P・10話。思弁者たちのパートはどんどんと核心…破局への真実へと向かいつつあるようだが、それでも我が通りすがりのヘッポコ頭脳では「えっ何…ああなるほど…えっ何」レベルではある。それでもなんかえらいこっちゃ的な雰囲気を醸し出してくれてるのはいい演出だと思います。とりあえずユンさんはちゃんとメイさん誘って東京デートをするべきだと思うのだが、この「古文書」を見るだに葦原がユンさんの成れの果てって予感はぬぐい切れないなあ…。

んでもってリー博士はどうなったの? 直接描写されず、メイさんの深い目のクマとか過去回想らしきおぼろげな啓示だけなんですけど、マジお亡くなりなの…? メイさんとシヴァ、あるいは視聴者を上手い事結ぶ存在だったのでこのまんま退場はすげえ悲しいんですけども。あとゴジラパートはメインテーマと共に本格覚醒して、シンゴジの水平ビームに至る。前回のできそこない輪っかが重なってキッツイカタストロフに繋がるシーンはなかなかの怖さ。しかしまだ、各要素がつながらないなあ。怖いようなじれったいような。