メガロボクス

メガロボクス2・7話。ユーリの弟子・リュウとパブリックヒーロー・マック。この時点ではどっちにもクリーンな闘志のみがあり、今までのようなダーティーさや後ろ暗さはあまりない。いや、ちょっとあるんですけどね。リュウの方はかつてロートル・ジョーから望まない形で勝利を得たことの呪い。半ば以上はジョーへの理不尽な恨みであることは承知の上で、あんたには貸しがあるとぶちまけるリュウはある意味正直者なんですな。それに答えてキッチリとスパーに喰らいつくジョーも大人である。この点に関してはユーリの方がちょい見識が足らんかった、んかね。笑ってそれを認められるだけの人間的な大きさがあるのではありますが。

さて、マックの方。かつてのムラがあるファイターが紆余曲折を経て今や一流メガロボクサー…ってのはともかく、脳内インプラントってのが物語上のシカケになりそうでなんか不穏。絶体絶命のピンチにインプラントによる精神補助をぶち破ってラフファイターに、ってな展開がベタなとこだろうけどねえ。それでもうまいこと、お嬢の意志を尊重する話運びになってくれるといいんだけど。…ジョーを凝視してたの、そういうシコミの気がするんだよな。