ルクアで牛タン喰う

●久々の連休であり、実質正月休みがなんだかんだでツブれてここにやってきたよく判らない休みであるが、これを機にちょっと気になってたメシを喰いに梅田に出る。ルクア地下のフードコート? にある、牛タン山盛り300g1000円、っての。電車代とか含めるとそりゃ別に安くもならないのだが、気晴らしに梅田に出たついでに肉を喰う…というテイで自分をごまかすことにする。平日とは言え早めに行った方が込まないよな、と16時前に来てみたら「牛タンは4:30くらいからです」と言われる。同目的らしき横の若い男女と「えー…そうなん?」という意識を共有する。

若きカポーさんはそこで牛タン以外のメニューを食べるそうだが、アチシはせっかくここまで出たんだしなあ…ってんで30分その辺ぶらぶらして過ごす。紀伊國屋で買ったバリントン・J・ベイリー読んだりその辺のデリに売ってたチキン喰ったり(喰うなよ)して時間をつぶし、5分前くらいに店に来てみたら別のカポーが「4時半からなんですよ」とか言われてる。4時半ったってもうじきなんだけどなあ。レジ前で話してるそのお二人さんの後ろで待つことにしたら、同目的のお嬢さんクラスタとか更なるカポーとかがどんどん後ろに並びだす。こちとら欠食おっさんが今か今かと浅ましく食欲はやらせてるってのにレジ向こうではスタッフの方々が呑気に談笑なんかしやが…興じられててちくしょうめ。

フードコートの担当者らしき女性が効率的な列形成を指示し、国営食料品店の開店に並ぶソビエト市民のように改めて並んで待つ。店の看板を見ると1トンほど肉を仕入れ、それがなくなり次第終売という豪快なキャンペーンらしい。約定の4時半より20分ほど遅れて限定牛タンが焼き上がり、列の前から注文が処理されてゆく。「牛タン300gに1リットルビールorハイボールで税抜き2000円」という頭の悪いセットがとても気に入ったので、それにフライドポテト付けて注文。税込み2500円ちょい。アクリル板で仕切られた個人用カウンターで黙々と喰い、飲む。…うん、うん…これはかなりのパンチ力だわ。鉄のステーキトレーにはみ出し気味に盛られた牛タンに、ネギ塩レモンペーストとステーキソースの二つが付く。肉の下に敷いてあるニンニクの芽がまたいいアクセント。正直ポテトは要らんかったかもな、ってのはそれ以前に喰ったチキンソテーが悪いのであり俺のせい。これに1リットルビールがまた大雑把すぎる。最後の方はもうぬるくなってる、そういう大振り加減もまたよし。

てことで事前にいろいろじらされたけど、満足度合いは高うございました。これで俺んちの近所にルクアがあるか、俺がルクアのそばに住んでたらねえ。電車乗って帰らんならんのがめんどくさいわな。…帰りにちょっと阪急百貨店の地下に寄ってヤゲン軟骨の唐揚げを買って帰る。これどうやって揚げてんのか、軟骨がゼラチン化しかけてるくらいの歯ごたえになってて旨いんだよね。体に悪い一日だったなあ。明日は休も。