裏世界ピクニック/OBSOLETE

●新番組・裏世界ピクニック。お話の概要を見ると、ははあこれ路傍のピクニック(ストーカー)のオマージュなのか。法則の違う世界での冒険ってのはメイドインアビス、お嬢さん二人での奇妙な紀行としては少女終末旅行、その辺を思い出す。主人公二人が大学生ってのはちょっと珍しいかしら。お話は上記の通り日常の裏側の世界でのあれこれ。くねくねや恐怖のエレベータなど、都市伝説がそのバックボーンにあるみたい。見てて思ったのは世界構築・話の進行・キャラクタの思考や行動などが、割と癖のある…言ってしまえば「あんまり多様性のある価値観ではない」感じがするな、というとこ。ちょっと言語化しにくいけど、細かいところで作者個人の想像範囲が見えてるような。ただそのこと自体は作品の独自性・作家性でもあるので、多分見てるうちに(こっちが慣れるにしたがって)気にならなくなるとは思う。とりあえず、この雰囲気は嫌いではない。うん、ちょっと見てみましょう。

●OBSOLETE・12話まで。11話の海底作業員の話、なるほど技術的使用もありやなと思いつつ潜水艦モノのお約束も押さえててなかなかよろしかった…という感想をほぼ吹き飛ばす12話のひどさがひどいなあと思った。何が2444年ですか。高木渉も「え…えくすぶらすたー!」つってんじゃありません。まあその、確かにその、こういう小型万能メカがあったらまずおんなのこ乗せた作品作るだろうなあ日本ならなあ、とは思いましたけど。それ言うとエグゾフレーム使ったハリウッド映画とかアメリカンドラマとかも見てみたいけどね、ってこの作品自体がそれに近いのか。まいいや。

えーとここでいったんシメなのかな。総評自体は前に言った通り、楽しんでるけどこれちゃんと収益出てんのかなとその辺が心配。このまま地味に続けてって欲しいと思います。以上。