OBSOLETE/ゴールデンカムイ

●OBSOLETE・7~10話まで見る。ほとんど説明もなく前シーズンの続き、つったって全体を貫くエピソードはあまりなくてやっぱり短編集っぽい感じの作品。濃いめのミリタリ要素と皮肉な勝敗・生死の世界、確かに虚淵プラス高橋の雰囲気ではある。エグゾフレームという安くて適当で強くて弱いものが降って湧いたら世界はどうなるか、という思考実験/ごっこ遊び/ロールプレイとしてなかなか楽しい。…このネタで、いろんな脚本家をゲストに招いてオムニバスやらせてみたいなと思ったり。5期ルパンとかスペース☆ダンディみたいなの。どうでしょうね。ランダム感想としては、7話の軍事パレードのマーチが(全然違うのに)なんかレッドショルダーっぽかったなとか、10話のサンタムエルテ信仰っての初めて知って面白かったとか、あと多田野曜平エエ声してんなとか。

●あと感想書いてなかったけど、ゴールデンカムイの3期は継続して見てた。1期2期も面白かったけど、正直その面白さは原作によるところが大きかったなと思っていたところへさしてこの3期。ぶっちゃけカネと手間のかかりようが違ってるんでしょうね…作画も演出も、アニメアダプテーションならではの死角のないエンタテイメントになってて大いに楽しんだ。毎回々々ここぞという見どころがしっかりとあり、そして話運びを飽きさせない。印象に残ったのはまず杉元ハラキリショーのとことんフザけた(でもその一枚裏側にはやっぱり死と闘争がある)お話、細谷佳正は彼方のアストラん時にコメディセンスの間がすげえ上手いなと思ったのだが、谷垣の演技も要所でエエ感じに笑わしに来てて感心したりした。あと人斬り用一郎のちゃんとした幕末映画的な錆びて乾いたテイストと、清川元夢の年輪経た演技がよく合ってたこと。その他もいろいろあったけど、ううん…こんな感じで1期もやって欲しかったなーとその辺は思った。うん