かつてのすみか

●学生時代の下宿がとうとうなくなってた。以前見たのはもう十年以上前だし、実際住んでたのはそれよりはるか前だし、まあそりゃそうはなるんだろうけれども、やっぱりさみしくはある。

…ホームセンターに買い物に出てふと「この道左に行って坂越えてああ行ってこう行ったら前の下宿なんだよなあ」と思い、なんか興が乗って見に行ってしまった。自転車とはいえこの暑い中、延々とアスファルトの坂道を上ってると流石にふらっと来る。「こらやばい」と思いつつも坂の途中にコンビニあったよな、とそこまで頑張ったらなんかおしゃれな雑貨屋さんになってた。ふええこれはマジでやばい…と見まわしたら道のはす向かい、100mほど向こうに移ってた。いや移転したのか別店舗なのかそれは知らんがどうでもよろしい。砂漠にオアシスである。水分補給してさらに先を目指し、かつての下宿に来たら普通の民家になっていたよ、とそういう状況。

それでなんか満足して、よたよたと帰途につく。周囲の街並みもなんかこう、記憶の中のままのような変わってしまったような、判然としないのは多分真夏の白昼夢というよりも単純に私の脳細胞がアルコールやなんやで欠落してしまってるからだろう。

帰宅したらへとへとに疲れた。肉体的にも、精神的にもちょっと負荷が大きかったような妙な気分となる。…しばし休んでシャワー浴びて、もうしょうしょうだけ脳細胞を欠落させる悪癖をたしなむことにしよう。うん。