低温調理の豚

●低温調理っての、お話読むだに興味深くておいしそうだなと思う。ただあの低温調理器ってなんかこう高価である。なので温度計だけ買ってそれっぽいことする。ホントは3cmくらいの厚切り牛ステーキ肉でやりたかったけど、そういうの近所のスーパーでたまにしか売ってないので、今回は豚肩ロースで豚テキを対象とする。またこれが1.5cm厚くらいの肉しかなくてねえ。ホンマはブロック肉とかでやりたかったんだけどもさ。まそれは次回の講釈にて。

肩ロース肉に塩胡椒にんにくをまぶしてビニール袋に封緘し、65℃近辺を目標としてルーズに温度管理…まあその、70℃くらいに熱してしばらくほっといて60℃くらいになってたらまた熱して…みたいな感じで。百均に行ったらちゃんと料理用温度計があったのでそれ使ってます。

4時間足らずほど低温調理したとこで、フライパンで両面焼いた上で煮汁に醤油とみりんと酒(ワインが無かったのでウィスキー)加えて煮切ったのをかけてから喰う。…うん、これは確かに…ただ焼いた豚テキじゃない味がしやがんな。均一なテクスチャと味の染み込み具合は「そういうちゃんとした料理」みたいな旨さがある。ただ上記の如く厚みが中途半端なものだったので、ガッツリ喰ってこりゃ満足みたいな食感にはなってなかった感じ。少々パサつきがあったのも、本来ならブロック肉で24時間温度管理したら旨くなる…ってハードルを越えてないからだしねえ。

本格的にやるなら、やっぱ低温調理器を買わなきゃならないんだろな、と思う。片手間でやった今回の豚テキでも、数時間はちょいちょい見てやんなきゃなんない状況だったしねえ。…旨かったのは確かなので、今後豚テキやるときにはこの調理法を常に頭に置いておかねばならぬことになるだろう(個人的に)。うん。まあ。