BNA/富豪刑事

●BNA・2話。獣人の世界じゃ強いものが正義、弱いものはさらに弱いものを踏みにじって生きてゆく。…獣人というラベルで、これはワイルドウェストとか戦国の世とかスラム街とか、そういう価値観の街を表現してるってことかしらね。ラビットタウンの女主人、悪人に見えたが実は孤児を引き取る善人と思わせてホンマは人身売買の悪人…ってとこでぶっちゃけこの世界で生き抜く為にこうなっただけのただの獣人。最後に盗まれた財布を放り投げて寄越すのがニュートラル。あと銀狼とか主人公の謎属性とかいろいろ仕込んでるけど、「ともかく動いて諦めない」という主人公の姿勢が悪くない。割と感情移入させられてしまったよ。それと2話にして絵がいい…アクション以外のところできちっと決まる。金かかってんな。

富豪刑事・2話。今回のおカネギミックは違法パーティ会場のオサレビル全部購入。できればそのバカ散財に驚いたり呆れたりする一般人/主人公の反応が欲しかったかもしれん。あとバディものの定番で初っ端はソリが合わないってのは定石だけど、このフォーマットならそこそこ呼吸が合って神戸に好きにやらせるくらいが面白いんじゃないかなって気もするので、そのへんのエピソードまで見てみようかしらん。

上流階級が庶民のメシに「旨い」っつーのはファンタジィだが、今回カップラーメンを気に入った上でシェフに作り直させてんのがおもろかった。そらそうするよな。あと人情派テンプレ刑事の仲本長介(すげえ名前だな)さん、神谷明っての今日まで気付かなかった。こういう声になってんのか、こういう声も出せるようになったのか。