ドロヘドロ/イド/映像研

ドロヘドロ・10話。ニカイドウさんが煙さんサイドに取り込まれてしまい、それに挑むカイマンさんは彼我の実力差からみても決死の闘い。友達を助けにいくのに理由は要らねえっつうの聞いて、キッチリ助け舟出してくれる丹波社長がエエ男やねえ。死と暴力とワケの判らんコードが支配する世界で、それでもフツーに人間らしい人情は乗っかってくる匙加減が面白いやな。…煙さんと懇意の享楽的な悪魔・チダルマに千葉繁。まあその、誂えたようなタイプキャスティングでいっそ心地よい。

●イド:インヴェイデッド・12話。コクピットからのイドダイブに加えて暴走する飛鳥井さんの無差別イド送りもあって、いつもに増して複雑な構造の話だけど、まあ主眼は真犯人の局長さんがいろいろとやらかして参ったなあという話。井戸に入って名探偵/裏井戸となったらなんかやたら口悪くなったのが面白かった。殺人犯の未然防止とか言うてるけど、要は不老不死になって危ない精神を出歯亀して回りたい、というゲス動機だよね。現実世界で死んじゃったからイドの中では無敵だけど、となると…なんかこう、ディアボロっぽい末路になりそうな気もするわなあ。

●映像研には手を出すな!・11話。まずは前座として攻殻機動隊パロディ。「やめんか!誰が撃てと命じた!」…つーかこの部分がパロされてるの初めて見たかもしれん。本編、ここ数話で撒かれてきた様々な要素がカチリカチリとまとまって一つの作品として顔を見せる、という展開はカタルシスがある。藤子Fのドラえもん誕生前夜マンガを思い出したりした。その流れで浅草氏と金森氏の初顔合わせ回想がありましたが、不安げで不安定な浅草氏がよわっちくてかわいい。あと風邪ひいた金森氏も弱かわいい。てことで全体的にかわいい話だった。

それにしても改めてすげえ構造の街だよなあ。この規模の水没都市なら探検したくもなるわ。そして相変わらず古い車ばっかしであり、フジキャビンとかあったぞ。井上顧問先生のレトロゲーといい、そういうリバイバルが来てる世界なのかもしれないし、単に作者の趣味なのかもしれない。ゲームんとこで一時停止したらマグヘッドとかリザードエストとか悪魔村とか。この辺は実在ゲーのもじりだけど、執拗なUSAGI推しはこの世界独自のゲームタイトル要素だな。