猫は勝手に生きている

●帰宅の道を歩いてたら前方に黒猫が居る。なんか道端のくさむらに向けてちょいちょいと手を振ってて、どうやら葉っぱに付いてる虫か何かが気になるらしい。割と無心に虫いじり楽しんでんなあ、と思ってたら向こうが気づき、ハッとした体で走り去る。いかにも野良猫が通行人を警戒してるような風情ではあるが、何というかその…ちょっとだけ「ヘッポコな遊びしてるとこ見られちゃった!」ってな照れが見え隠れしてたように思えたのはこっちの勝手な想像ではあろうか。ああいう常に野生でヤサグレた感じのキャラが誰も見てないとこではにゃんにゃらしてる、ってのはギャップ萌えポイントであることだなあ。いや多分勝手な妄想だけど。

ウチに帰ってきたら向かいの集合住宅の戸口んとこに、ぐでーっと伸びてるキジトラが居た。こっちに気付いても「なんやねん文句あんのんか」ってな態度でふてぶてしい。これもまた、猫であることだなあ。