コップクラフト/アストラ

コップクラフト・4話。承前、悪の魔術師大塚芳忠の話は前半で終了。それなりに感動的な別れをした異世界の相棒は、当然ながらあっという間に戻ってくるワケである。さようならドラえもんと帰ってきたドラえもんですな。そして新章開始、今回の敵はヴァンパイアらしい。向こうの部屋で悲鳴がしておそるおそるドア開けてみたら血をすする水音と共に振り返る口元真っ赤な女…とまあ、これまたものすごいテンプレ展開でなんか面白い。にしても容疑者を尋問する主人公コンビ、いい警官わるい警官メソッドというか「わるい警官とちょっとわるい警官」ですよね。笑ってしまいましたわ。

●彼方のアストラ・5話。地上で遭難者の親御さんたちが実に重苦しい会議、その重苦しさも悲しみというよりは個々人の後ろ暗い面を出していることメインであったりして、どうにも不穏な感じを出してる次のシーンに能天気なリゾートやらかしてる子供たちのシーンを出すのがバカバカしくてよろしい。一応ラストにウルガーさんが銃持ち出してルカさんを脅すとこでヒキなのだが、つまりこれでウルガーさんは逆説的にこの中に居る裏切り者である可能性はかなり低くなったワケだな。この対立は二人の親に起因することらしいが、それ以外にも「記憶の移植」「DNA提供法案」といった妙な仕込みがちょろちょろ出てきている。どうやらギミック的に入り組んで行きそうだねえ。