アストラ

●彼方のアストラ・2話。まずは初っ端の惑星、アリエスさんの映像記憶能力とかカナタさんのアスリート属性とかシャルスさんの生物学エキスパートとか、各人の一芸掘り下げを進めてるとこ。そして「この遭難が作られたものではないか」という、フーダニットのミステリ要素も盛ってきた。てことで物語の牽引要素がそろってきて面白いんだが、先週もちょっと言うたけどこの作品のSF的設定の「ユルさ」に見える部分がどこまで意図的なのかイマイチ測りかねている。特に舞台である「惑星」の扱いで、大気組成も重力も水・生物の食料としての適性も誂えたかのような都合のよさで設定してあるのは、この物語の虚構の強度としてどういう位置にあるのか。いや、ご都合的だからダメだってのは全くなくて、そういう物語強度の話ってんであればそれはそれでヨシなんだけど、それこそこの部分に上記ミステリのギミックを仕込むこともできるな、とかね。なのでその辺りの要素にツッコミ入れにくいんだよな。…もう原作は完結してるし検索すりゃすぐ回答は出るだろうけど、まあ流れに任せてこのまま見ることにするか。