オリジン

ガンダム ジ・オリジン・6話。サブタイが「ガルマ立つ」なのが象徴的というか、実際はシャアがシャアとなる過程の話なんだけど、その看板としてガルマが祭り上げられることになる…って話。士官候補生の叛乱がやがて世界を巻き込んだ大戦乱の端緒となるという、いかにも大河ドラマ的なエピソード。大時代的な描写やちょいわざとらしい演出も、そういう雰囲気に寄与している。そこそこ有能だがいかにもボロを出しそうなリノをあっさり見殺しにするあたりは、のちのガルマとのアレを予行演習するみたいな感じではあります。しかしドズルのおっさん、士官学校長が生徒(それも叛乱の幹部格)に前触れもなく「けけけけっこんしてください」はかなりヤバいのではなかろうか。ゼナさんが受け入れてくれた(よね?)から良かったようなもののさあ。不器用な武人というキャラはとてもよく立ってましたけれども。