バキ/ルパン/プラネット

●バキ・5話。スペックVS花山、思えばこのカードが一番正面切ってのワクワクバトルだったのかもしれない。お互いにバケモンな二人が豪腕も卑怯な手も使いつつぶつかり合って雌雄を決するという…ねえ。そしてそれに合わせて作画もクォリティが高くなってて、なるほどリソースを傾注する場所をちゃんと思案してんだなーと思いました。原作準拠の絵なんだけど、いやしかしホンマに「すごく痛そうな打撃」の体勢・レイアウトが上手いんだよなあ。死ぬわこれ、って思うもん。

ルパン三世・16話。アミドルマ編、その結末。ドルマの相当な覚悟を見せつつも二人のトシ相応な「恋バナ」で〆るバランスがなかなか手堅くてよろしかった。エンゾというラスボスっぽい人の話とか、いろいろ絡めなきゃならない要素があるのでちと煩雑だったけど、TVスペシャルのようなこんなもんでよかんべイズム(古い)が希薄で面白かったと思う。前にも言うたけど、この作品は車がCGじゃないんだよな。そこら辺こだわりなのかなんなのか、と思ったがゲスト車両が多いから手間なんでしょうね。フィアット500だけCGじゃ浮いちゃうもんね。って、次回は緑ジャケルパンか。どんな話になることやら。

●プラネット・ウィズ・4話。前回の引きは先輩がやられてる絵で「ああ、これは初めて深刻な敗北表現から幕開けとなるのかしら」と思ったんだけどね。いやまさかあんなしょーもない…が、しかしそれだけに今まで一番抗えない心理的トラップであったとは。申しわけないが笑ってしまいましたよ。ともあれネズミ先輩は(まあ今回は)割と雑に退場し、本編は熊お嬢さんとソウヤくんとの戦い。熊代さんがなんかすごく重い感じで精神性引きずって戦ってんの見るだに、この争いそのものがどこかゆがみのあるものなんかしらんという気がせんでもない。今回敵味方で共闘の目が出てきたけど、とするとやっぱ真の敵は「竜」なんでしょうかね。どうもそれだけには終わらんような雰囲気もあるけどさ。