ダリフラ/バキ/ルパン

ダーリン・イン・ザ・フランキス・最終話。仲間たちが地上で新たな世界を築いている間、ヒロと02は比翼の鳥として宇宙のかなたで戦ってんのでした、という話。話としてはベタもベタな展開だけど、それを大見得切ってやってんのは好感が持てる。グレンっぽく中からロボが出てきてトップっぽく腕組んでる、というトリガーオマージュもあり。あと、地上組のやってることは先週までと同じような野良仕事メインなんだけど、ここまで印象に差があるように見せられる…絶望と希望の落差をちゃんと描いてんのは上手いものだと思った。「私たちは大人になってゆく」と前置きして、ホンマにちゃんと成人した姿を見せてくれるのもいいサーヴィス。

総評としては…そうねえ、序盤のちょっと異質な世界に不穏な雰囲気という辺り、終盤のバタバタと展開する世界の変革辺りは面白かったんだけど、正直2クールだとちょっと間延びしたかなあと。個人的には日常回とかフィラーエピソードとかは割と好みではあるんだが、この作品に関してはメインの物語/差し置いての横道ともにちょっと中途半端だった印象がある。ナインズの扱いとか大人たちはどうなったんだとか、不完全燃焼な要素が多いんだよね、と思うがそこを完全燃焼しちゃうとエゲツナサすぎてメイン層には受けないという判断かもしれん。

ともあれ、楽しませていただいたには間違いない。こういう2クールくらいの話がコンスタントに出てくるのなら、アニメもまだエエ感じではあるなと思いました。そんなん。

●バキ・2話。ちょっと絵が単純になったが、まだよく動くし迫力もある…と思ってたら克己VS烈がCGだった。いや最近のCGも進歩してるしこの場合も迫力はあったと思うけど、いかんせん明らかに手描きんとこと質感が違う。っつーか大変だよねこの企画も…と、思わせちゃってしまってはよろしくないだろうな。まあその辺気になることはあったけどあいかわらずハッタリパワーはちゃんと高いので話に引き込ませることは問題ないけどね。あとこうして見返すといろいろその場で描いてんなーとは思います。スペック相手になんで勇次郎思い出してんだろとか、前回のニトログリセリンの結晶話とか。

ルパン三世・13話。アミちゃん再登場でこれも数話のアークらしい。お嬢様寄宿舎でキッチリ浮いてるものの、それでもまあなんとかやってるアミさんが、インドのお姫様っぽい素っ頓狂なお嬢さんとハズレモノ同士で意気投合してるのがなんかおかしい。テロリスト相手に拙い色仕掛けやらかしてまんまと失敗してたり(あとで不二子の正解付き)、今回はアミさんのギャップ萌え的な魅力が詰め込んであってよろしかったのではないでしょうか。