ダリフラ/ヒナまつり

ダーリン・イン・ザ・フランキス・21話。なんかいろんなことが発生するけどダーリンと02(とその他仲間たち)のおかげで難敵を排除しました、でも02は…っちう話。メタなこと言えば残り話数考えるにここで02さんがただ死んでしまったってのは考えづらいので、復活を踏まえた一時的な活動停止だとは思いますけどもね。玄田と飛田のお二人もあからさまに再登場のフラグ立てて去ったし、仕切り直しの儀で12話とるのではあろう。この作品、その辺で予想外のヒネリを盛り込んでくる作風ではなかったしなあ。「ここは俺に任せて先に行け」の連発だった仲間たちはともかく、残ったナインズのいけすかないひとはこれからどういう役割なのかしらん。恨み言とともに世界の真実を語るとか?

ダーリン・イン・ザ・フランキス・22話。ジリ貧の自給生活の中みなさんどんどん荒んでって、そんな中ヒロさんが一発逆転的に…ちうよりはなんかちょっと逃避的に「火星行って決着付ける」と言うのでゴローさんがぶんなぐる話。不備なところはあるものの今まで割とリーダーしてたヒロさんが、02のこととなるとてんでガタガタになっちゃってんのがどうにも不憫ではある。あとあっちでもこっちでも困難なネタが見える中、ココロさんが妊娠して「どうしたらいいか判らない」というのがなんかすげえ生々しい焦燥感があって興味深い。多分ラストにはある種の希望的な要素になるんだろうけど、この段階ではただただ不安と不穏の素でしかないのだなあ。

ヒナまつり・最終話。前半は遭難によるヒナ超能力バレ。新田さんがヒナについていろいろあったと回想してるイメージシーンでしれっとアンズの絵を混ぜてんのが卑怯ではある。そして後半はと思ったらそこで終わり、後半は(どうやら監督一押しらしい)マオの話をムリヤリぶっこんで、かつ専用エンディングで終わるという…もう好き放題だな! いいことだ。改めてマオのバトル描写はものすげえ作画レベルが高くて、いややっぱあんたら色々と間違ってませんかねといいたくなる。メカ沢みたいな鉄人とか、二段爆発してるしさあ…。

●総評。ファン誰もが思っただろうけど、こんな高いクォリティでお出しされて本当にいいんでしょうかという、そんなアニメ化。唯一尺が短くてあれもこれももっとやってほしかったなあとかそんな文句しか出ない。いや再度言うけど、企画として何をどう説得してこのコンテンツにここまでの質をぶちこめたのでしょうか。…監督の暴走? ともあれ、明らかに2期狙いの終わり方であり、それも監督以下スタッフの妄念と言えるかもしれないのだけれど、ゼヒそれにのっかっていきたい。ハルタアニメ恵まれてんなー。あと作画演出も総だけどキャスティングもすごく合ってて、特に新田役の中島ヨシキさんは最終的にこれ以上ねーなーってとこまで馴染んでたと思う。24歳なのか…若いねえ。