フランキス/ヒナまつり/メガロボクス

ダーリン・イン・ザ・フランキス・14話。盛大でSFチックなすれ違い恋愛劇といいましょうかね。今までそこそこレベルで超然とはしていたゼロツーさんが大いに乱れ、希求していたダーリンとの関係性を八つ当たりで自業自得に近い形で壊してしまうまで、っちうね。憎まれ役みたいなイチゴさん含め、誰も悪くないのにどんどん悪化の坂を転がり落ちてゆく様が痛々しい。ラスト、こらえきれずってな形で告白に至ったイチゴさんの方を見ずに空/輸送機/ゼロツーを見てるヒロさん、っちう絵もねえ…。このままこじれてゆく展開になるのか、はたまた…。

ヒナまつり・2話。相変わらず作画がバカみたいにいいし、かつギャグのテンポ・間合いがベストに近い。制作側のセンスの賜物なのか労力によるものか。あと、本編もOPでも何だか「ちょっと蓮っ葉なデキるお姉さん」みたいな風情の詩子さんがもう、本当に可笑しくてしょうがない。判ってやってやがんな…。そしてあとバンゲリングベイとかボコスカとかのレトロゲー押しは何なんだろう。おもろいからいいけどさあ。

メガロボクス・2話。ジョー=ジャンクドッグさんがユーリと対戦、完全に弱いわけじゃなくてどこか光るところがありつつもカンペキにノックアウトされる、ってのはいいよね。これでジョーのモチベーションは強くシンプルな一本の矢印になったっちう、そんなモチベーション話。南部贋作(スゲエ名前だ)のおっつぁんが「立つンじゃねェ!」とか「俺たちには明日なんてねえ」とか言うみたいな原作を踏まえた要素を持ってくるのも楽しい。いやこれ、今んとこすごく面白いぞ。