●新番組・ヒナまつり。原作の独特なテンポをどこまで乗っけられるかと思って見てたら…なんだこのすっげえ作画。冒頭のカンフー（じゃない）シーンのパキパキにクリスピーな動きもそうだけど、日常しぐさの動き付けが妙にゴージャスでびっくりする。…スタッフ見たら豪華だなあこれ。本編のほうもコメディ的に充分で、ちょっと原作から再構築してるものの（してるよね？）違和感のない流れでバカやってて感心した。新田役の中島ヨシキという方はあまり知らんかったんだけど（結構若いな）、ツッコミの自然さがよろしくていいんじゃないでしょうか。てことで楽しみにしてみよう。
●新番組・ゴールデンカムイ。「日露後の北海道を舞台に西部劇やる」というあの世界設定でアニメ化はどうか、と思ったが…ううん、確かに面白いんだけどこれは原作マンガの面白さによるところが大きいなあ。アニメアダプテーションから見るとイマイチフォーカスが甘くて進行が平板に思える。あとCGのヒグマやレタラが浮いててなんかヘン。これをよしとしても、焚き火の炎がCGだか実写だかの素材そのまんまなのは個人的にいただけなくて、作画で炎エフェクトを描く人的リソースが厳しいのかなあというネガティブな印象を持ってしまう。声優演技などは結構好みだったので、これからおもろくなるといいんだけど。
●新番組・ルパン三世。こないだのイタリアルパンのフォーマットでの新作。以外にもというとちょっと失礼だがなんか面白く、テンポも悪くないしギークヒロインとの初対面での諸々ギミックも楽しい。ラストの「ルパン以外の一般人が全部敵」というメディア主体ネタは、手垢付いてる感じながらこれどーすんだって感じでいいヒキではある。個人的には本編中の過去作品オマージュがちょっとしつこいかなとは思ったがこれは個人の感性だしね。そんなこと言いつつ冒頭のさまざまなバージョンのルパン新作画シーンは単純に喜んだので世話はない。あんまりかったるくならないことを願いつつ、継続してみる。
