フランキス/メガロボクス

●省力感想で。

ダーリン・イン・ザ・フランキス・13話。かなりヤサグレ気味なゼロツーの暴走を介して記憶が戻るヒロさん、そしてお二人の過去。30分枠まるまる使って記憶話やらかすだけあってなかなか劇的で、今まで謎めいていたゼロツーさんの特徴的要素のアレコレがヒロさんからの影響だってことが判ったりしておもろい。甘いもの好きも舐めグセも連れ出し行動も僕っ娘も「あーん」好きも全部そうなのでした、っちうね。この幼少ゼロツーさんが境遇の厳しさも相俟ってすごくイタイケで庇護欲をさそうワイルド少女に描かれててよろしい。…にしてもヒロさんは本当にコミュ力オバケだなあ。イチゴ相手の時もスッと隣座ってベストな言葉で話しかけてるし…栴檀は双葉より芳しってヤツですかね。

●あとメガロボクスもプロモーションみて楽しみにしてたんだけどこの関西では地上波やってないようだ。基本的に地上波だけを見ることにしてたんだけど、これはなんか惜しいので配信で見てみるが…おお、これはいいな。デザイン・作画・演出・構成と、こういうのを描きたいという意識の元に統一した「方向性」がハッキリしている。泥臭くて油くさい野良犬世界の描き方に大いに魅力を感じます。相手のユーリさんが特に、デザイン的にはそれほど似てないのに油断するとちばてつや…というより杉野昭夫っぽい描線になるのがおかしい。あと何だね、攻撃力はメカで上乗せするが防御力はスの人体のままって、白木…じゃない白都お嬢様がどう言い繕おうが残酷ショーにしかならん設定であり、見てるワシらは楽しいですけどもそれでいいんですかねお嬢様。まあなんかあるんだろうな理由は。