ハクメイ

ハクメイとミコチ・11話。前半は夜汽車に乗って遠出、後半は目的地にて朝釣りの話。夜の夜中に人々がゆるやかな活動してんのはそれだけで一種の異世界感がある。それが夜汽車というワクワクイベントならなおさら。つーか蒸気機関あるんだね。サイズ的に小人しか乗れないから、石貫会のでかいおっさんとかは乗れないだろうけど。…このサイズでの蒸気機関はなかなか厳しいものがあるような気がするが、いやごめん、そういうのは突っ込まない俺基準だった。まいいや。

汽車乗って弁当買って喰って夜の窓外見るだけの話だけど、上記のうっそりとした空気感だけでちゃんと話の流れを制御してるのがいい感じ。後半の釣りシーケンスも基本的にゆるいテンポであり、それがミコチの「いまひとつ状況に乗れないな…」ってな感情をちょっとだけ別の雰囲気に変換している。釣りが楽しめない、ごめん…であそこまで付き合えるのはいい人だ。私なら早々に宿でぬくぬくしてるよ…ってとこで、一旦大物ヒットさせてるのは多少なりともの神(作者)的サーヴィスだろうな。

あげ芋喰って釣りで大物ゲットしたネズミ爺さんに清川元夢。元気だなこの人も。あのサイズ差でどうやって釣り上げたのか、その辺も割と設定されてそうなので見てみたい感じはする。