ゴブスレ

ゴブリンスレイヤー・最終話。ロード一味の掃討とその後のあれこれ。他の者たちが相応の敵にいい戦いしてる裏で、キッチリ苦戦してキッチリそれを見越してキッチリ相手を倒してるゴブスレさんのブレがない。プロテクションでサンドイッチってのはなかなかエゲツない戦法で、らしいっちゃらしいけどこれGMにはいい顔されないよな。お祭りシーンでゴブスレさんが顔見世してシメ、ってのはいいギミック。顔を見せることはつまり他の人間にキャラクタとして認識されるというこっちゃしねえ。ヘンなヤツからヘンな仲間になる、ということだ。…あと、ロードって井上和彦だったのね…。気付かんかったよ。

●総評。変化球「剣と魔法の世界」作品としてかなり遺漏なくまとまったアニメで、そのジャンル(と、さらにその元のあれこれ)のネタをちりばめた雰囲気もニヤリとさせつつ世界設定として違和感がない。ただ、これは個人的な趣味嗜好なんだけど、この作風ならもっとラフなビジュアル設定でもよかったなとは思う。当然、アニメーションのテンプレから外れたデザインにするとそれなりのバジェットが必要だろうし、その辺は企画段階からの制約もあろうし…とは思うけどね。

ラスト見るにアニメ続ける意向はあるようだし、もしそうなればまた続きを見たいなと思う。ただまあ、この作品の場合、マンガ化したものが結構デキいいからねえ。ソッチ見てある程度満足しちゃうってのもあるかもしれん。とまれ、楽しい作品でした。よし。