おそ松さん

おそ松さん・5話。何故かここにきて夏をテーマで30分の小ネタ集。何故っつったってこのアニメのことだからあんまり意味もないだろうとは思う。他の作品なら「放映時期がずれちゃったかな」とか思ったりもしただろうけどね。んでまあ、短編集なのでネタ的にバラエティがあり、一つ一つはパンチ力弱く感じても総体としてなかなか飽きないのでよろしい。なんちうか、単純なネタをヤケクソでゴリ押ししてくる話には「うん負けだ負け」と押し切られる感じがしていいね。トト子さんがただ笑いながらビーチの人々をぶっ殺してるだけの話とか、イヤミとチビ太が脳改造によって炎上しつつ涼しい涼しい言うてるのとか。

そのノリが一番光ってたのがエンディングで、この期に及んで音頭でシメるというヤケクソ具合が良い。ひっどい歌詞を鈴村イヤミにキッチリ歌わせて、かつ絵は前作おそ松くんのおそ松音頭、あと何故かパタリロ音頭の本歌取りという…おっさんしか判らんよなあ、このネタ。あとへタレ六つ子がナンパしようとして失敗するネタで、おそ松の「声かけようとしてタイミングを逸し続ける」ちう一連の動きがすっごく地味リアルで感心した。あれ上手いなあ。