デッドプール

ビデオ屋の契約更新で一本無料のついでにデッドプール借りてくる。デッドプールと言えばゲームや何かでその狂的だったり第4の壁破壊部分だったりが強調されがちで、まあキャラクタの特徴を現すにはそうするのが手っ取り早くて、この映画でもそれはそうなんだけど、それ以上にちゃんと「超人ヒーロー」として彼独自のかっこよさが出てる辺りがいい映画だなと思いました。本人はヒーローじゃないつってますけどね。

事前に聞いてたとおり割と低予算(ハリウッド映画にしては、だが)で、登場人物も尺も控え目であり、それはこの作品に掌編っぽい雰囲気を与えてんだけど、まあそれほど悪い感じはしないかな、と。X-MEN側がコロッサスとなんかよく知らないカッコいい名前の坊主頭お嬢さんだけ、パトリックスチュワートも出てこないという限定的な舞台設定は、この傭兵野郎の世界の広さに割と合ってる気がする。残念なのは吹替えでも字幕でも、米国のサブカルチャー的なギャグをフルボディでは味わえない日本人であるワシであることだなあ。その辺はあとで、検索しつつ補完しますかね。てことで、うん、割とおもろかった。作ってる側がこのキャラ好きなんだろうな、ってのが感じられます。あと恒例のスタン・リーがなかなか酷いシーンで出てて、若いなーこのジジイって思った。