寿司喰うワシも好き好き

●近所の回らない寿司屋に行く。と言っても注文はタッチパネルで行うような、多分なんかのチェーン店のような寿司屋である。100円回転寿司よりはちょいと高価いお値段になるので、何かいいことあったときとかお金に余裕があるとき、プラス寿司喰いたい気分という状況下で行くお店なので年に数回程度のご利用となるのだが、ワシ程度が散財して満足するには丁度いい程度のお店なのでありがたい。

カウンターで酒呑みつつ適当に喰ってたら、目の前の板前さんが「これどうぞ」つって金目鯛の皮を湯引きしたのとか蛸足の先っちょんとこを酢味噌で和えたのとか鰯の背骨揚げた骨煎餅とかサービスしてくれて、ああ今日は平日の早い時間で客も居ないし暇なんかなーとか思って喜んで頂いてたら、板さん「以前にお会いしませんでしたっけ」と仰る。ええまあでもワタクシここには一年に数度来る程度ですけども、と答えると「駅前の所に回転寿司屋ありましたでしょ、そこに来てませんでしたか」と。そういえばもうかなり以前、今は巡り巡ったのちに中華料理屋になってる店舗に回転寿司屋があって、そこにちょくちょく食べに行っていた。そらまた懐かしいことで。手に職持ってるお方はなんだかんだで浮世を渡っていけまんねんな。

状況にも拠るがワシが今よりもうちょっとだけ人との交流が苦手だったら、よくある「面倒なのでその店に行かなくなる」という案件になりそうでもあるが、まあそこまでストイックな性格って程でもないのでフツーに気分よくサイドメニュー頂いたのでした。おおなかなかエエサービスするやないケ贔屓にしたろ、といいたいところだけど多分、次にここに来られるのは数ヶ月以上先だと思います。すいませんねえ。