正解するカド

●新番組・正解するカド。ははあ最近増えてきた3Dモデリングによるアニメなのだな、と思ったけどなんかこう、部分的に妙に手描きっぽい絵もあったりしてなんか気になる。ひょっとして場合によって手描きとポリゴンと使い分けてたりする? なんか謎ではあるなあ。…こうして見ると、スーツって自然にCGで動かすに難しい立体なんだな、とかそんなこと思ったりする。

えー、さて本編。いきなり羽田空港に現出したのは一辺が2kmほどもある巨大な立方体、どうやらその下に旅客機を踏んづけちゃったようなので政府挙げて救出しようとするが、救出の前にまずこの物体にどうアプローチしていいかも皆目判らない。釘宮声のうざったい科学者さんの意見を容れて10式で直撃弾を撃つも屁ともならず、さてどうしたものか…つってたら中から旅客機に乗ってたイケメン官僚と、あとよく判んない名前のイケメン兄ちゃんが出てきた。「こ…こいつ、頭の中に直接…!?」という技も使うようで。

てことで、うん。これはなかなかのツカミっぷりでかなり良い。できるだけ現実的な設定とシチュの中、超自然にも程がある巨大立方体をドンと出したらどうなるか…というシミュレート指向。最近だとシン・ゴジラの雰囲気だが、ワシがまず思い出したのは小松左京辺り、特に物体Oやんね。ある日突然超巨大な輪っかが降ってきて日本が分断されたら…という道具立てもなんか通低している。あとそこらの実写ドラマに出てそうな程度なキャラ強度の面々の中、ギリギリアウト気味なアニメ声のラインで攻めてる釘宮博士の立ち位置も良い。とにかくこの第1話のチラ見せが魅力的だったので、願わくばこの雰囲気のまま続いてって欲しいという期待も込めて、視聴継続してみましょう。

あとあの10式、止まってる立方体にわざわざ行進間射撃してたのは何故だろうな。やっぱこの…めったに無い機会だし、日ごろの練度でも見せなければ、とかそんなんかしら。