ドリフターズ/ジョジョ/オルフェンズ

ドリフターズ・11話。オルテ滅ぶべし、とドリフたちは言う。実はその辺エンズたちも同意見であり、つまりこの二者がオルテ帝国をトロフィに国盗り合戦の開始ということだ。サンジェルミの傲慢な物言いと性格がよろしいねえ。「オルテ実験帝国」と言い切っちゃってるのがいい。このオカマにとっては何万人、何十年もの人の動きでも「実験」なのだ。

会議の席上、ラスプーチンに対してものすごく痛快に言い負かしをかけるノブが面白い。こういう台詞考えるの楽しいだろうなあ、と思った。ご本人も言うように、別にこの場でどうこうなるワケでもなくただの「ドヤ顔勝利」ってだけなのだが、まあこれはやりたいわな。…ここでサンジェルミがラスプーチンに言葉先取りされてんのは、杉田声の中身もあって上手いネタのかみ合わせ方だった。

合戦開始は今のところドリフたちの優勢。ま、このまま押し切るとも思えないのでどうなるやら…ってあと1話なのか。上手いこと一段落付くのかしらねえ。あと各キャラの現代での扱われ方について言及してるサンジェルミ伯んとこ、ノブのネタがてんこ盛りでやっぱおもろいわ。与一は弓だけですか…まあ弓だけでもエエ方ではありますか。

ジョジョの奇妙な冒険・38話。今回もとにかく早人さんが頑張るのだけれど、仗助もちゃんと黄金の精神を見せて見せ場作りつつ、そして一番場面をさらってくのは復活した億泰…という、なかなか見所の多い話。クライマックスだけありますわな。無論キャラだけじゃなく、密室の中でなぜ仗助の位置がバレてんのか、からのどんどん重ねてくるアイデアの量とか、気合入ってるわなあって感じではある。

今回なんかやたらと絵がいいなあ、動きもそうだしいちいちの止め絵もバシッとはまるなあ…と思ったら伊藤(玉川)達文に馬越嘉彦のコンビだった。そりゃ絵もいいよ! なんせ割とどうでもいい「パンツに触って爆発するキモい人」のシーンのぱんつにまですっげえ心血注がれててさあ、なんなんだこれと思いましたもの。いやパンツだけじゃないんですけどね、そりゃね。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ・37話。ヴィダールさんはマッキーを前に思わせぶりなこと言うただけで「俺忙しいから」と去って行ったので直接対決はなし。でまあ忙しいのはその通りで、MAハシュマルが大暴れしてんので慌てて止めなければならないのである。まあ主に止めるのは鉄華団なのですが、ガンダムはこの化物と戦うために作られたってのに人が乗って戦おうとすると機体からのフィードバックでエライことになるらしい。ミカはそんなもん気にするタマでもないのでズイと前に出るのだが…というね。

前回に引き続いてイオク様が一から十までいらんことする話、でもある。相変わらず物語を悪化させるための都合のいいキャラという扱いなんだけど、横のジュリエッタさんが常に呆れてんので彼女が上手いことバランス点になってる感じ。要約すると「イオク様が要らんことしてMAが暴れてライドが死に掛けてミカが助けに来る」という…うん前回と一緒やね!

自体が切羽詰ってきたのでオルガが割と普通な策に出ようとしたところで、久々にミカが「待てやオルガそれでエエんかい」と見つめてきたので面白かった。オルガさん、まあそりゃ怖いよね。あとシノの流星号の大砲射出シーケンスがものすごくミバ重視の演出になってて、周囲から浮き気味なくらいカッチョ良かったです。中ではシノがヤマギをお姫様抱っこしてるし、何なんだろうねこの辺のキャラ周りの面白さ。シノさんは「その」辺ってどうでもよさそうだしなあ。あるいは色町に繰り出して失敗した話がここで効いてくるのかしら?