甘々と稲妻/モブサイコ

甘々と稲妻・3話。今まで実在を疑いかけてた小鳥さんのお母んが番組越しに登場、するのだがコスプレ風俗みたいなセーラー服姿というファーストコンタクトは是か非か。まあともあれ、今回はお待ちかねのハンバーグである。満を持してというノリに違わず、みんなでお食事のシーンはとてもおいしそうでよろしおました。煮込みハンバーグもいいよね…ワシは焼いてて焦げ目付いてるほうが好みではあるけれど。

さてしかし、そこに至るまでは少々の曲折もある。幼稚園でのささいなことがキッカケで友人関係がゴチャになり、いろいろわだかまってるつむぎさん。てっきりヤなこと言われたのをずっと引きずってるのかと思いきや、実は自分の行動に後悔を持っていることが原因だったと判明したりして、あーうんこういうことあるよなあ、ってな話の持って行きかたが上手い。そう、まずはちゃんと話を聞いてあげること。簡単そうで難しいことなんだけどね。

食事がおいしいおいしくないってのは多分にメンタルに依存する。あんなに楽しみにしていたのにちっとも気分が乗らないつむぎさんの姿ってのは見ていて辛いものがある。その後ちゃんと言葉によって解題され、いざハンバーグ喰った時に泣き出しちゃうというあの感じ。あー、ずっとガマンしてたんだなあ、というこのシーンも割とみな「ああ判るなあ」ってとこじゃないだろうか。…うん、今回かなり感情移入して見てしまった。

冒頭、起床して階下に降りる小鳥さんのシーン、降りてゆくことりさんを頭上度アップスタートからの俯瞰で見せるという、なんかすごくコストパフォーマンスの悪いレイアウトと作画しててなんか目を引いた。手間かかるだろうに物好きな演出だなー。

モブサイコ100・2話。その超能力はモノホンの力ながらそれ以外は至って純朴な学生である茂夫さんは、現状の生活にいささか疑問を感じてみたりもする。自分のやりたいことはなんだろう、青春ってなんだろう、というまああれ。胡散臭い霊能力クラブの勧誘を受けたことをキッカケに、彼はとりあえず動いてみようと一歩を踏み出す…ってソッチ方面に!? という話。

セミレギュラーっぽい脳感なんとかクラブには入らず、最後の最後でいかにも当て馬な敵キャラっぽかった肉体改造部へと行ってしまうラストはなかなか梯子外された感が強くてよろしかった。ていうか、じつにしょーもない話の流れながら案外真っ当に「青少年のバカ話」をやっててちょっと意外ではある。その上で作画のクォリティもちゃんと高いのだよな。冒頭の寝床から起きるシーンで既にエエ動き、ってのはずるいよね。

脳感部の女部長さん、やたらと吹っ切れてて切羽詰ってて余裕のないキャラがなんか面白い。こういうあんまし性別を感じさせないキャラってある種の魅力が合ったりするもんだが…うん、まあ、あるかな。ないかも。あとヒロイン(だよね?)のつぼみちゃんがどうもエエ性格してそうでヘンな方向にワクワクするかもしれん。よう判らんが。