ジョジョ/ガンダムUC/コンクリート

ジョジョの奇妙な冒険・3話。虹村兄のバッド・カンパニー登場。これも実在の音曲集団さんが元ネタらしいが、悪友をそのまま読み替えて極悪中隊、ってのはなんか上手いことやったなって感じで割と好きである。アパッチにエイブラムスがそのまま登場という「現実のミリタリに沿ったネタ」ってのは荒木先生としてはそこそこ珍しいんと違うやろか。…強いことは強いけど、これは地の利によるところが大きいというか、問答無用の強さじゃあない…ってのはまあジョジョのスタンドに多いパターンではありますけどね。

んでここに及んでちゃんと億泰のキャラ、頭は悪くて喧嘩っ早いが義理と人情は持っている、という仲間キャラとしての性格を出している。どうでしょうねえ、実際どの辺から億泰を仲間にすることを決めてたんでしょうか。最初っからそういうつもりで出したってのが妥当だろうけど、それにしちゃァ初っ端の顔デザインがすっげえ悪役なんだよな。そういうのもアリではあるけれど。

機動戦士ガンダムUC RE:0096・4話。OVAを地上波に再編成する都合上しょうがないのだろうが、やっぱ冒頭の「これまでのあらすじ」が長い。でも漫然と見ててイマイチ呑みこめてないかもしれんワシ的には割と丁度いいかもしれないのでこれでいいや。ともあれ、ガンダム搭乗初っ端から大暴れしたバナージさんが回収され、ロボもの定番の「船」に身を寄せる話、でいいのかな。てェかこの船ってネェル・アーガマで、乗員はロンド・ベルなのか…。とことん過去のガンダム意を参照してくるんだな。

んで身を寄せたと思ったらもう、お目当てのオードリィ本名ミネバ様は脱走しようというのである。落ち着かないことこの上ないが、それだけ彼女を含めた情勢が不安定ってことなんだろうね。脱出の理由ってのが前回登場のシャアもどきさんであり、そのもどき元に恥じない高い戦闘能力を持っているようである。なんたって三倍の速さらしいからねえ。あとついでに浪川声のイケメンさんが出てきた。いかにも精神的に折れそうな感じの人だけど、さて。

ネェルアーガマの艦長、中間管理職っぽい頼んなさが横溢してて「よう艦長職まで登ってこれたな」って感じでなんかいい。渡辺美佐声の副長さんが実質の親玉でしょうか。あとミネバ様が似てるといわれた「ナツメ・スワンソン」さんが妙に気になりました。検索したけどどうやらこのシーンのみの一発ネタだったみたい。残念。

コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜THE LAST SONG・3話。今回の舞台は札幌オリンピックか。東京オリンピック大阪万博と比べると流石にちょっと小さめのイヴェントっつーか、世代外れると印象薄いだろうかしら。バードメンってのは日の丸飛行隊かな。「強化選手」という単語を聞いたとき、多分みんなこういうサイボーグスポーツマンを思い浮かべるよねえ。そのまんまだわ。

てことでジャンプ競技をお題に、土地の神さまをサイドディッシュに添える話。ある程度までは判るんだけど、強化手術を施された選手たちがただ一人人間のままである男にやたらとサディスティックに当たるってのが「いやそこまで攻撃的にならんでも」とか思ってしまった。強化手術されると性格が悪くなるのか? ニンジャか何かか。最終的にはめでたし々々で終わりましたけどね。

脚本は中島かずき。世代的にはドンピシャに近いだろうし、どこか変化球で言葉で立たせてくる作風もこのアニメに合っている。けどまあ、他の話と比べてももう少しムチャなことしても良かったかなーと思いました。ちょっと大人しかったりしてね。贅沢な感想ですが。